スマホの普及にともなって、PCからスマホへと広告予算をシフトさせる通販企業が増えています。
一方、スマホ向けのマーケティングで課題になることが多いのが、購入直前の離脱。
入力フォームや確認画面の改善によって、購入直前の離脱を解決した3つの方法をお伝えします。
チャットボットの効果的な活用方法6選をまとめました。
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目次
化粧品では、ネット広告予算の約70%がスマホに
スマートフォン(以後、スマホ)向けの広告出稿を増やしている企業も多いと思います。
健康食品・化粧品通販のネット広告において、PCとスマホそれぞれに予算が投下された割合を調べてみると、やはりスマホの比率が急激に増えています。
化粧品では、2012年はPCが98%、スマホが2%だったのが逆転して、14年にはPCが30%、スマホが70%に。
健康食品でも、2014年にはPC 50%:スマホ 50%と同じ割合までスマホが伸びました。(弊社グループ調べ)
ところが、せっかくスマホからの流入を増やしても、PCと比べてコンバージョン率が低いために、広告の費用対効果が合わなくなってしまう、というケースもあります。
今回は、スマホユーザーの離脱を防ぐための、入力フォームや確認画面などの細かな工夫で単品リピート通販で成果があった事例を3つご紹介します。
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解決策1:離脱の原因になっていたのは、「会員登録」のボタン
スマホで閲覧して「買いたい!」と思ったユーザーの多くが離脱してしまうのは、入力フォームです。
スマホ表示に最適化されていない場合には、離脱率が上がるのはもちろんですが、他にスマホユーザーが迷ってしまうのは、
1つ目は「会員登録」のボタンです。
ある通販企業では、個人情報を入力した後に選択するボタンが
・既に会員登録されている方
・新規会員登録する方
・非会員として購入する方
と分かれていて、お客様にとっては、「自分はどれに当てはまるのか?」と考えさせてしまうような導線になっていました。
そこで、スマホでも見やすいように最適化するのはもちろん、個人情報入力後のボタンを、
・会員のお客様ログイン
・初めてご利用される方
と、シンプルに2つに分かれる設計にしました。
この改善施策によって、フォームでの離脱が大きく減少。
フォームを訪問したユーザーのコンバージョン率が、改善前の130%にもアップしました。
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解決策2:スマホでは、確認画面での離脱がPCの1.5倍近くにも・・
ユーザーがフォームに入力してくれても、安心はできません。
入力フォームに続いて2つ目、「確認画面」での離脱を防ぐのも大切です。
なぜならスマホの場合、確認画面で離脱してしまうユーザーが、PCに比べて1.5倍近くも多いからです。
この問題を解決するために、ある通販企業がとった解決策は非常にシンプルでした。
「ご注文を確定する」のボタンを画面の一番上と下の両方に置いたのです。
すなわち、購入者情報に続いて画面の一番下に確定ボタンがあるのはもちろん、
ファーストビューにも大きなボタンで「ご注文を確定する」と表示するようにしました。
というのも、確認画面で離脱してしまう原因が、意外なところに見つかったからです。
サンクスページへと進むための「ご注文を確定する」のボタンは、通常は一番下に表示されています。
PCで見た場合は、ボタンがすぐに目に入るのでそのままボタンを押せばよいのですが、スマホではページ全体をスクロールして「ご注文を確定する」ボタンまでたどり着くまで時間がかかります。
その間に、購入をやめてしまうお客様もいたのです。
そこで、スマホのファーストビューでも確定ボタンを見えるようにすると、この原因による離脱を防ぐことができます。
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解決策3:「入力が面倒だから」と離脱してしまうのを防ぐ仕組みを
3つ目は当たり前のことですが、一度購入したお客様の情報を保持して、お客様には極力入力させない仕組みをつくることです。
カート内に入ってから、購入確定に至るまでの遷移数を減らすことで離脱を防ぐ、という方法は皆さんご存知かと思います。
ある通販企業のデータからは、2回目にフォームに訪れた会員様がログイン画面で50%も離脱していることが分かりました。
はっきりとは分かりませんが、「パスワードを覚えていない」「入力が面倒」などが離脱の原因と考えられます。
そこで活用したのが、「クッキー情報」です。
ショッピングカートによっては、クッキー情報の保存期間を長くすることで、ログイン情報の保持期間を長くすることができます。
つまり、一度ログインしてから一定期間は、IDやパスワードを入力せずに、ログインされた状態を復元できるので、注文ボタンを押したら、いきなり確認画面に遷移することができます。
この方法によって、なかにはコンバージョン率が5%前後も改善した事例もあります。
今回は「会員登録ボタン」「確定ボタン」「カートの遷移数」と離脱を防ぐカート内の3つの工夫をお伝えしました。
あなたのサイトに当てはめてみると、いかがですか?
もしまだ整備していない箇所があれば、ぜひ取り入れてみてください。
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