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男女の脳の違いを理解!女性の買い物心理をくすぐる、広告の作り方

女性と男性とでは、脳の特性に違いがあります。
「キレイになりたい!」「○○さんみたいに美しくなれるかしら?」という女性心理をくすぐって買い物をしてもらうためには、広告の作り方にもコツがあることが分かってきました。
化粧品や健康食品の通信販売で、広告の「体験談」の描写を工夫して、女性脳を効果的に惹き付けた方法をレポートします。

チラシ広告で優良顧客を獲得するための方法を分かりやすくまとめました。
解説資料はこちら
 
 

「これさえ飲めば、キレイになれるかしら?」

 

先日、あるコールセンターにお邪魔したときに、日々電話で、健康・美容商品を売られている、オペレーターの方にお話を伺う機会がありました。

 

 

「健康食品を売るとき、お年寄りは自分の悩みの話をしたがるから、とにかく聞いてあげているんですよ」
など、いろいろと面白い話が聞けたのですが、

 

話題が美容サプリメントになったとき、ふと彼女が↓とつぶやいたのが印象に残りました。

 

 

「『これさえ飲めば、私も簡単にキレイになれるかしら?』
というある意味“錯覚感”を、女性ってどうしても抱いてしまうんですよね。」

 

 

彼女がお客様から、電話口でよく話しかけられるというのが、
「□□□を買ったら、○○さんみたいになれるかしら?」
「私も△△△を飲んだら、~~~が変わったわ」など。

 

相槌を打ちながら、話に付き合ってあげているそうです。

 

チラシ広告で優良顧客を獲得するための方法を分かりやすくまとめました。
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響きやすい表現と法規制。ジレンマ・・・

 

「女性のお客様が“キレイになった自分”をイメージしながら買い物をするなら、広告でも生かせるはず…!」

 

最近書いている化粧品のコピーを思い浮かべながら話を聞いていた私ですが、当たり前ながら気づいたことが…

 

 

「○○○が解消!」「△△に変わる」など断定的な表現では、薬事法など法規制に抵触するリスクがあるケースも。

 

一方、「美しい貴方」や「輝く肌」など抽象的なコピーでは、読み手にとってはありきたりで、イメージが湧きにくいでしょう。

 

 

自分が美しくなった姿をリアルに思い浮かべてもらいながら、過剰表現にならないような広告は、どうすれば作れるのか…?
(同じジレンマを抱えられている方、いらっしゃいませんか??)

 

 

そんなときある本に、身体的な“効果”や“症状”に触れられていなくても、説得力のある体験談の事例が紹介されているのを見つけました。

 

以下のコラーゲンサプリメントの体験談コピー、2種類をご覧ください。

 

チラシ広告で優良顧客を獲得するための方法を分かりやすくまとめました。
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イメージを喚起する体験談のポイント

 

<A>
このコラーゲンサプリで、3日目ぐらいから、ハリを感じる
ようになり、1ヶ月するとシワが気にならなくなりました

 

<B>
3日ぐらい経った時から、お化粧のノリがよくて、鏡を見るのが
楽しみに。1ヶ月後にたまたま化粧品売り場へ行ったら、
お肌は20代のままですね!と診断されました。

 

(出典:「3秒で女を『買う気』にさせる魔法の言葉」 森洋子 講談社)

 

 

同書でまず語られていたのは…

 

(体験談で)直接的な効果を語ろうとすればするほど、胡散臭くなって訴求力が弱まる
と言えるかも、ということ。

 

 

では、効果があると伝える以外で、どうやってお客様に「私も…!」と思ってもらえるのか?

 

 

そこで、“体験談作りのポイント”として著者が挙げているのが、「その人の生活背景をどこまで盛り込めるか?」です

 

<A>にある“ハリ”も“シワ”も、<B>では記載がありませんが、“鏡”や“化粧品売り場”など具体的なシーンの描写があるので、臨場感をもってその人の気持ちが伝わってきますね。

 

 

※もちろん、体験談は架空の話を創作するのではなく、体験者から話を詳しく聞き出すことが、同書では薦められてます。

 

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生活シーンを盛り込んだ体験談

 

↑を読んで「なるほど!」と、弊社にストックしてある広告のファイルをめくってみると…

 

体験者の生活シーンが、しっかり取材されて盛り込まれている広告が見つかりました。

 

 

<洗顔石けん>

 

仕事先のお客様からも誉められて、本当に使って
良かったなって思います。今では、洗顔を楽しむ私を見て、
娘もこっそり使ってるみたい。

 

 

<コラーゲンゼリー>

 

20歳の息子から、「お母さん最近、若く見えるよ」と言われたり
同窓会に行った時も、「わぁ、肌キレイになったのね。
エステか何か行ってるの?」と聞かれたりと周りからも
気づかれるようになり、しっかり手ごたえを感じたんです。

 

 

「仕事」や「同窓会」など具体的なシーンのなかで、ハッピーな出来事が描写されています。
同年代の女性なら、感情移入してしまうかもしれません。
(友人や家族にほめられた、という記述が多いですね。)

 

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左脳と右脳がスムーズに行き来する、“女脳”の特質

 

ちなみに、このように具体的にイメージしやすい訴求が特に女性にとって響くとしたら、男女による脳の特性の違いが、背景にあるのかもしれません。

 

人間の脳は左脳と右脳に分かれていますが、2つの脳をつなぐ「脳梁(のうりょう)」が、女性は生まれつき、男性に比べて太いらしいのです。

 

 

左脳の役割は、主に言語の認識、計算、論理的思考など。
一方、右脳が司るのは、主に直感、ひらめき、イメージ等。

 

言葉を処理するのは基本的に左脳ですが、この2つ脳の間での情報の行き来が盛んな女性の場合、右脳でも言葉を操れる人が多いとのこと。

 

脳梁が太い女性ほど、言語を流暢に操れるという実験結果もあるそうです。

 

(参考:「目からウロコの脳科学」 茂木健一郎(監修)、富永裕久(著) PHP研究所)

 

 

そのため女性の場合、具体的なシーンを描いた体験談を読んでもらうと、左脳から入った文章が右脳へも伝わり、その過程でイメージとして思い浮かべてもらいやすいのかも…
(なんて想像してみました。)

 

 

 

通販広告のコピーを書き始めてから、
「女性と男性では、伝わり方が全然違うんだなぁ」
ということを実感している今日この頃。

 

直感的に伝わりやすい言葉、「ピン」ときやすい表現を心がけながら、広告を作っていこうと思います。皆様もぜひ!
 
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