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「尺」「枠」「考査」とは?インフォマーシャルを始める方向けQ&A

インフォマーシャルをこれから始めようという企業から、よくいただくご質問が「尺」「枠」「考査」について。
「尺はどれくらいの長さがよいか?」「枠の買い方は?」「考査にはどう対応したらよい?」など、気になる質問に専門家が答えます。

インフォマーシャル、尺数によるメリット・デメリットの比較

質問1:「短尺」と「長尺」どちらで制作した方がよい?

 

はじめに、どの程度の長さの番組を流すか? すなわち「尺」です。
インフォマーシャルは、60秒~300秒の「短尺」と呼ばれるタイプと、14分から最長で54分の「長尺」に分かれます。

 

インフォマーシャル、尺数によるメリット・デメリットの比較

 

 

短尺とは?

 

「短尺」では60秒~300秒で、体験談や商品説明、オファーなどをコンパクトに説明します。
メリットは、制作費が比較的安価で済み、また媒体費用も安いこと。

 

ただし、商品によっては購入に踏み切ってもらうまでの説得力のある情報を伝えきれずに、レスポンスが獲りにくい、というデメリットもあります。
「成分の認知度が高い」「オファー価格が安い」など、説得の必要性が低い商材に向いているでしょう。

 

初めての企業は、低コストで制作・改善を重ねるため、60秒~300秒の「短尺」から制作をスタートするとよいでしょう。
レスポンスが獲れるようになると、尺の長いタイプも制作して広告を出せる枠を広げていくのが一般的です。

 

 

長尺とは?

 

「長尺」は、14分から最長で54分も放映します。
短尺に含む体験談や商品説明、オファーなどのほか、ドラマ仕立てや情報番組風など演出の工夫なども加えてより自由に表現できるのがメリットです。
「成分の認知度が低い」「オファー価格が高い」など、説得の必要性が高い商材に向いています。

 

デメリットは、制作費・媒体費ともに高くついてしまうこと。
ただし、十分な時間を使って問題提起から商品説明、オファーでのクロージングまで落とし込めるので、一度成功パターンを作れると爆発的なレスポンスが生まれることもあります。

 

 

質問2:コマーシャルとの違いは?枠の買い方は?

 

続いて、メディアの「枠」を買い付ける方法です。
テレビの広告枠には、「タイム」と「スポット」と異なる2つの買い方があります。

 

 

タイムとは?

 

テレビを見ていると、「この番組は、○○(社名)の提供でお送りしております」とアナウンスが流れることがあります。
このように広告主が番組のスポンサーとなってCMを流すのが、「タイム」と呼ばれる形式です。

 

CMを流す番組あらかじめ決められるのがメリットですが、その分広告費用が高くなるのがデメリットです。
また契約期間は、基本的に2クール(6ヶ月間)と長くなります。

 

したがって、大企業がイメージ広告として活用することが多く、通販企業がレスポンス獲得を目的に出稿するのは多くはありません

 

 

スポットとは?

 

「タイム」のように番組のスポンサーになるのとは異なり、テレビ局に枠数を指定して購入するのが「スポット」です。
番組名など希望を伝えることはできますが、希望どおりにいくとは限りません。

 

その分、広告費用はタイムと比べて低くなりやすく、また1ヶ月間から契約できます

 

通販企業がインフォマーシャルで活用する場合は、こちらが多数です。
初めての企業は、「スポット」を選ぶのが無難でしょう。

 

 

質問3:「考査」を踏まえると、どのメディアから始めればよい?

 

最後に、テレビ局で番組を放映してもらう前の関門、「考査」について解説します。

 

インフォマーシャルにおける「考査」とは、広告が出稿して適切かどうか?をテレビ局が判断する制度のことです。
紙媒体やWEBメディアで使われる「審査」と、ほぼ同義と捉えてよいでしょう。

 

考査には、番組の内容を審査する「番組考査」と、広告主となる企業自体が対象となる「企業考査」があります。

 

 

番組考査とは?

 

番組考査では、通販企業は出稿したい枠を持つテレビ局に(一般的には広告代理店を通じて)放映する番組を録画したテープを提出。
テレビ局が確認したうえで、不適切な箇所があれば、削除や修正を求められます

 

通販企業が番組内容を編集して、テレビ局に再度提出。
考査で求められた内容をクリアしていれば、放映できます。

 

 

企業考査とは?

 

企業考査は、BS局以上の規模の大きなメディアで行われることがあります。
番組内容の考査とは別に、企業そのものも審査の対象となります。

 

「売上規模が比較的に小さい」「創業からの年数が浅い」「一般的に知名度が低い」といった場合は、企業考査によって出稿できないこともあります。

 

 

どのメディアから始めればよいか?

 

地上波キー局を筆頭に媒体の規模が大きくなればなるほど、広告への考査の難易度は高くなる傾向があります。
(具体的には、薬機法や景品表示法に関わる広告表現などを修正する必要が発生することが多いでしょう。)

 

「商品力やオファーが強いので、穏当な広告表現でもレスポンスを獲れる」や「機能性表示を取得しているので、効果効能をはっきりと謳える」といったケースでは、考査の難易度が高いメディアに積極的にチャレンジした方がよいでしょう。
逆にそうでない場合は、比較的に考査の緩やかなメディアで展開してから、徐々に広告表現を抑えつつ考査の難しいメディアでテスト展開していくのが一般的です。

 

 

最後に:事前の情報収集で失敗するリスクを抑える

 

この記事では、通販企業が初めてインフォマーシャルに出稿するときに、よく聞かれる質問と答えをまとめました。

 

インフォマーシャルは、WEB広告や紙媒体と比べて媒体費用が高くなりやすいのが特徴です。
今回の解説も参考にしていただきながら、失敗するリスクをできるだけ抑えて、チャレンジをしていただければと思います。

 

番組の制作やメディアバイイングなど、出稿するなら押さえておきたい基礎知識も以下の記事にまとめていますので、合わせてご参照ください。

 

「インフォマーシャルとは?制作・媒体・費用・事例を、5分で解説」
「制作会社任せにしてはダメ!インフォマーシャルで売れる番組の“鉄板”パターン」
「テレビ通販を始めるとき、メディア・バイイングで知っておきたい5つのポイント」
「インフォマーシャルの費用は?制作費・媒体費など料金の目安を解説」
「健康食品・化粧品通販で効果あり!インフォマーシャルの改善事例5選」