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QRコードを目立たせ、チラシの反応率が15%アップ!スマホ経由の受注を増やすテクニック

近年、チラシや新聞など、オフライン広告からのレスポンスが低下傾向にあるといわれています。しかし、多くの企業がいまも紙媒体への出稿を継続しています。効率があっている企業は何をしているのでしょうか?それは、オフラインからオンラインへ誘導すること。そうすることでレスポンスを高められることが実証されているからです。今回は、その事例に基づいた方法論をお伝えします。

スマホの普及にともない、紙媒体でもオンライン受注の割合が増加

 

紙媒体の広告では、従来、電話やハガキからというオフラインでの受注が一般的でした。

 

ところがスマホの普及に伴い、受注経路に大きな変化が見られるようになりました。
テレビやカタログなどのオフライン広告を見て、その商品を「ほしい!」と思ったら、
その場でスマホから購入するというオンライン行動が当たり前になってきたのです。

 

特にこの一年ではWEBからの受注が大きな伸びを示しています。
ある企業では、クリエイティブを変更していないにもかかわらず、受注比率が次のように変化しています。

 

健康食品A社におけるハガキとWEBの受注率変化

健康食品A社におけるハガキとWEBの受注率変化

 

どちらのオフライン広告も、ハガキの受注が減りWEBからの受注が増えています。
これには、スマホの普及や市場の変化、ターゲットが30代~50代でWEBに慣れているなど、さまざまな要因が考えられますが、他の通販企業でもWEB受注の増加傾向は顕著です。

 

iPhoneは以前、QRコードの読み取りに対応していませんでしたが、2017年にリリースされたiOS11から、標準カメラアプリでのQRコード読み取り機能が追加されました。
また、モバイルペイメントの一つであるQRコード決済が注目されるなど、近年、QRコードのニーズがますます高まってきていることがうかがえます。

 

オフライン広告の場合、広告からオンライン受注までの導線がはっきりしていません。
そこで効果を発揮するのが、オフラインをオンラインにつなぐQRコードです。

 

オフライン広告にQRコードを設置してWEBに誘導することで、オフライン広告からWEBに遷移したレスポンスの測定が可能になります。

 
 

QRコードの設置で、レスポンスが15%アップ!

 

では、単品リピート通販業界でQRコードを活用すると、どのような効果が得られるのでしょうか?

 

ここでは、2社の紙広告事例をご紹介します。

 
 

スキンケア化粧品でレスポンス15%アップ

 

この企業は、以前からチラシにQRコードを掲載し、同封同梱広告として継続出稿していました。
その受注分析をしたところ、WEBから流入した顧客のLTVが高く、ロイヤリティが高いことが判明しました。

 

そこで、QRコードを表裏2か所に設置し、表面ではより大きく目立つように設置にしました。

 

QRコードを大きく表示した場合のレスポンス改善率

QRコードを大きく表示した場合のレスポンス改善率


 
すると、QRコードを1か所に配置していたチラシより、QRコードの配置数を増やし、目立たせたチラシの方が、レスポンス率が約15%改善されたのです。
QRコードがレスポンス向上に貢献していることがわかります。

 
 

美容製品でレスポンス率が0.45%も

 

ターゲット層が30~40代の美容製品通販会社様には、コールセンターなどオペレーションコストをかけられないという課題がありました。

 

その課題と今の市場感を鑑み、WEBからの申し込みに特典オファーをつけ、QRコードも大きめに設置。
同梱広告として出稿し、紙媒体からWEBへの誘導を図りました。

 

QRコードとWEB特典を設けた場合のレスポンス例

QRコードとWEB特典を設けた場合のレスポンス例


 

その結果、「0.1%のレスポンスが出れば合格」と言われる商材で、なんと4倍を超える0.45%というレスポンスを獲得することができました。

 

その後も同様の広告を連続出稿していますが、レスポンスが落ちることはなく、オペレーションコストを削減することにも成功しています。

 

また削減したオペレーションコスト分を、フォローコールなどのアウトバウンドに充て、さらなる受注増加に向けて動いています。

 
 

QRコードを付け加えるまで、簡単4ステップ

 

「QRコードの作成方法がわからない。」
というお問い合わせをいただくことがありますが、QRコードは、誰でもカンタンに無料で作成可能です。
QRコード作成から効果測定までのフローをご紹介します。

 
 

ステップ1:URLを用意

 

効果測定を視野に入れ、媒体ごとの専用URLを準備します。
LPにパラメータを付け、Googleアナリティクスやアドエビスなど測定ツールを用意、設定します。

 
 

ステップ2:QRコードを取得

 

準備したURLをQRコードに変換します。
QRコード作成ツールはいくつかありますが、ほとんどのものがWEB上で無料提供されています。

 

<ご参考>QRコード無料生成ツール
QR Code メーカー : https://m.qrqrq.com/
QR Code Builder : http://qr.ag-media.jp/
 

ツールにURLを貼り付けて作成ボタンをクリックするだけ、作業は1分程度で完了します。

 
 

ステップ3:チラシに配置

 

QRコードの画像を、チラシに設置します。
QRコードの縦横比率やサイズに注意して設置します。
大きすぎたり小さすぎると読み取れないことがあるので気をつけます。
念のため、直URLも記載しておくとよいでしょう。

 
 

ステップ4:効果の測定

 

WEBで用いる広告効果測定ツールやアクセス解析ツール(Googleアナリティクス)を用いて、専用URLからのCVを測定します。
オフライン受注と合算して、本来のレスポンスを算出します。

 
 

媒体ごとレスポンスを、精緻に測定するためには「検索窓」も

 

チラシを起点に購買意欲を持った人々が商品を購入するルートは、オフラインとQRコードだけでしょうか?

 

チラシを見た後、オンラインでブランド名や商品名で検索し、口コミを見たり、詳細な商品情報を調べたりして、そのままで購入する場合もあります。
そのような潜在顧客のために、よりチラシからのアクションを起こしやすいよう、QRコードに加えて「検索窓」も用意します。

 

しかし、仮に申し込みに至ったとしても、それだけでは通常のWEB広告やオーガニックチャネル経由のCVとして計測され、チラシの効果としては測定されません。

 

そこで、専用キーワードを準備し、WEB特典をプラスしてチラシに掲載します。
専用キーワードにリスティングを適用すると、CVの計測が可能になるのです。

 

QRコードとWEB特典専用キーワードの検索窓を載せたチラシ例

QRコードとWEB特典専用キーワードの検索窓を載せたチラシ例


 

例えば、「〇〇〇(商品名) △△△(媒体名)」など、媒体ごとに独自性があり覚えやすい検索キーワードを設定し、リスティングで上位表示させます。

 

その検索キーワードを「会員限定特典」、「WEB申し込み特典」などと合わせてチラシに記載し、ネット検索からの購入に誘導します。

 

この手法は、WEB広告との連動が必要なため、それなりの費用や工数が求められます。
そのため、オンライン受注への誘導強化や、媒体ごとの費用対効果をもっと精緻に測定したい場合に使うのが効果的です。

 

QRコードの対応後、次のステップとして導入を検討するとよいでしょう。

 
 

まとめ:オンライン受注の3つのメリット

 

このように、オフライン広告の受注にオンラインを活用することで、さまざまな効果が得られることがわかりました。

 

オンライン受注で得られるメリットは、大きく以下の3つです。

 
 

メリット1:レスポンスの母数を拡大できる

 

これまで、オフライン広告で購買意欲を持ったとしても、「電話するのが面倒」「ハガキを出すのが手間」などの理由で購入に尻込みしていた方もいるかもしれません。

 

そのような潜在層やネットでしか買い物をしない層にも購入を促すことができるため、リーチ母数が大きくなり、レスポンスが上がります。

 
 

メリット2:受注業務がオンラインで自動化するため、生産性がアップ

 

オフライン受注の場合、コールセンターでの受電や受注事務などが発生しますが、オンライン受注はその必要がありません。

 

コールセンターや事務(ハガキやFAXからの入力業務)など、フルフィルメントのコスト削減につながります。

 
 

メリット3:広告の費用対効果の測定がより精緻に

 

オフライン広告が起点で発生したオンライン受注のCVを考慮しなければ、オフライン広告本来の効果を測ることはできません。

 

QRコードや検索窓をオフライン広告に掲載することで、オンラインへの流入経路が明確になり、オフライン広告の効果測定をより正確に行うことができます。

 

スマホでの商品購入は、今後も増え続けます。
また、QRコード決済が普及すれば、QRコード自体ももっと世間に浸透していくはずです。

 

QRコードや検索窓施策を使って、オフライン広告からオンライン受注へとつなげ、ぜひレスポンスの違いを実感してみてください。