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【5分でわかる】LINE広告とは?できること・配信面・費用の目安

LINE広告とはコミュニケーションアプリ「LINE」やその関連サービスに配信可能な広告です。配信先やターゲティング、クリエイティブの種類から費用の目安など、これから始める方が知りたいことをまとめました。

【5分で理解】LINE広告とは?できること・種類・費用の目安(サムネイル)

LINE広告からのCV数を伸ばす方法をまとめました。
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LINE広告でできること

 
LINE広告とは、LINEアプリ内や関連サービスに出稿できる広告で、幅広い年齢層の国内8,900万⼈のユーザーにアプローチすることが可能です。年齢や興味関心などの基本的な属性以外に、行動データや購入履歴の有無に応じたターゲットの絞り込みができます。主に以下のような特徴があります。
 

LINE広告の特徴
広告掲載面トークリストやニュースなど11の配信面とLINE関連アプリや3rd Party※1アプリ
クリエイティブ静止画像から動画まで幅広く対応
配信機能ターゲティング配信やオーディエンス配信など配信機能が充実
強みLINE公式アカウントと連携して広告配信に活用可能で、友だち追加広告(CPF)を出稿しLINE公式アカウントの友だちも獲得できる

※1:3rd Partyアプリとは他の企業が開発したアプリケーションのことで、LINEの場合は「ウェザーニュース」や「マンガワン」などが含まれています
 
LINE広告からのCV数を伸ばす方法をまとめました。
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LINE広告の配信面一覧

 
LINEの配信先例
※この記事の画像はLINE媒体資料・公式サイト掲載のものを加工して作成しています
 
LINE広告には、以下の配信先があります。
 

LINE広告の配信先一覧
配信面掲載位置特徴
トークリストLINEアプリ内のトークリスト最上部国内MAU※2は約8,900万人以上
LINE NEWSLINEアプリ内のニュースページMAU約6,800万人以上
LINE VOOMLINEアプリ内「VOOM」タブMAU約6,800万人以上
ウォレットLINEアプリ内の「ウォレット」タブMAU約5,400万人以上
LINEマンガLINEマンガアプリ内の広告枠ダウンロード数2,300万人突破
LINE BLOGLINE BLOGアプリ内の公式ブログのタイムライン上公式ブロガー2,500組以上
LINEポイントクラブLINEアプリ内の「ウォレット」タブからアクセスできる「LINEポイントクラブ」月3.2億PV、OS比約50%
LINEショッピングLINEアプリ内「ウォレット」タブからアクセスできる「LINEショッピング」のページ上ユーザー数約3,000万人
LINEチラシLINEアプリ内の「ウォレット」タブからアクセスできる「チラシ」メディア上MAU約5,600万人、購買意欲の高いユーザーにアプローチ可能
LINEクーポンLINEアプリ内「ウォレット」タブからアクセスできる「LINEクーポン」のTOPページおよびキャンペーンページ全国約50,000店舗のショップで利用できるクーポンサービス、コアターゲットは40~50代女性
LINEマイカードLINEアプリ内「ウォレット」タブからアクセスできる「LINEマイカード」のページ上登録ユーザー層は女性約6割・男性約4割で10代後半~50代以降まで幅広い年齢
LINE広告ネットワーク3rd Partyアプリにおける広告配信⾯利用者数約5,400万人

※2:MAU:Monthly Active Usersの略で、月間アクティブユーザーのこと。 Webサイトやアプリなどで月に1回以上利用があったユーザーの数を意味します。
 
 

LINE広告ネットワーク(LINE以外のアプリへの配信)

 
LINE広告では、LINEファミリーアプリはもちろんの事、3rd Partyアプリへの広告配信が可能です。この3rd PartyアプリのLINE広告ネットワークには、たとえばウェザーニュースやマンガワン、LobiなどがありMAUは約5,400万人。年齢や興味関心などが異なる幅広いユーザーへリーチできます。
 
LINE広告ネットワーク
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LINE広告の種類(クリエイティブフォーマット)

 
LINE広告では、以下の広告を配信可能です。
 
 

静止画(4種類)

 
LINE広告の静止画フォーマット
静止画は以下の4種類に分けられ、それぞれサイズや特徴が異なります。
 
 

カード<Card>

 
LINE広告の静止画フォーマット「カード」
サイズは1200×628px。トークリストやLINE VOOMをはじめ、すべての配信面に対応しています。
 
 

スクエア<Square>

 
LINE広告の静止画フォーマット「スクエア」
サイズは1080×1080px、正方形で大きな広告です。一部を除いたほぼすべての配信面に対応しています。
 
 

カルーセル<Carousel>

 
LINE広告の静止画フォーマット「カルーセル」
1枚あたり1080×1080pxの静止画を、スライド式で最大10点まで掲載できます。対応する配信面は「LINE NEWS」「LINE VOOM」「LINE BLOG」「LINEポイントクラブ」の4つのみです。
 
 

スモールイメージ(画像小)<Small Image>

 
LINE広告の静止画フォーマット「スモールイメージ」
画像とテキストで構成され、600×400pxの小さくシンプルな広告です。LINE内では「トークリスト」「LINE NEWS」の2つ、およびLINE広告ネットワークでの配信に対応しています。
 

LINE広告の静止画4種類のサイズと配信面
広告フォーマットサイズ配信面
カード1200×628pxすべての配信面
スクエア1080×1080pxLINEマイカード以外
カルーセル1080×1080px(最大10点)LINE NEWS、LINE VOOM、LINE BLOG、LINEポイントクラブ
スモールイメージ600×400pxトークリスト、LINE NEWS、LINE広告ネットワーク

 
 

動画(3種類)

 
LINE広告の動画フォーマット3種類
動画は以下の3種類に分けられ、それぞれサイズや特徴が異なります。
 
 

カード<Card>

 
LINE広告の動画フォーマット「カード」
画像比率16:9で、トークリスト以外すべての配信面に対応しています。
 
 

スクエア<Square>

 
LINE広告の動画フォーマット「スクエア」
画像比率1:1の正方形で大きな広告です。トークリストとLINEマイカード以外の配信面に対応しています。
 
 

バーティカル(縦長長方形)<Vertical>

 
LINE広告の動画フォーマット「バーティカル」
画像比率9:16で動画専用サイズの広告。LINE VOOMおよびLINE広告ネットワークのみに対応しています。なお、LINE VOOMでは画像比率が3:4となり、上下の一部が切れてしまう点に注意しましょう。ユーザーが動画をタップすることで、画像比率9:16で表示されます。
 

LINE広告の動画3種類のサイズと配信面
広告フォーマットサイズ配信面
カード画像比率16:9トークリスト以外
スクエア画像比率1:1トークリストとLINEマイカード以外
バーティカル画像比率9:16LINE VOOM、LINE広告ネットワーク

 
LINE広告のフォーマットの全種類がすべての配信面に対応しているわけではありません。トークリストは静止画のみで、動画広告は配信できない点も注意が必要です。
 
参考:LINE広告媒体資料
 
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配信費用の目安

 
LINE広告の課金体系には、クリック課金とインプレッション課金の2つがあります。キャンペーン上限予算や日額上限を決定でき、極端に言えば1日1,000円の予算でも配信可能です。ただし入札制なので、低予算だと広告が表示されない可能性があります。
 
LINEで公式として出している情報では、「月30万円での出稿を3カ月以上続けることで、配信効果が安定して得られるようになる」とのことなので、自社運用で小さく始める場合には30万円から初めてみるのがよいでしょう。
 
一方、広告代理店に依頼して出稿する場合は、100万円〜300万円の範囲が妥当と言われています。
 
30万円ほどの少額であれば自社運用で持てる工数内で収まることが多いですが、100万円以上となると、クリエイティブの制作工数や媒体運用工数、さらに関係者への報告の工数などが、多くなってきます。
 
工数が多くかかる一方で、改善の幅が小さいという事象も起こるでしょう。そのため、自社で持つより代理店に任せた方が、効率的である場合が多いです。広告運用全般に言えることですが、費用対効果だけでなく、工数対効果も意識して判断するとよいでしょう。
 
ただし、300万円以上の費用をかけようとしてしまうと、自社商材の想定ターゲット以外にも広告配信をすることになり、費用対効果が合わないケースがあるので、300万円が限度といえます。自社で小さく始めるか、代理店に依頼して大きな金額で運用して貰うか、考えた上で必要な費用を算出するとよいでしょう。
 

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ターゲティングの種類

 
LINE広告では年齢・性別・地域などの登録情報を指定したり、ユーザーデータに基づき特定のユーザーに広告配信したりと、目的に応じたターゲティングが可能です。具体的なターゲティング方法について、以下で説明します。
 
 

1)オーディエンス配信

 
オーディエンス配信とは、Cookieなどに保存されている過去の閲覧・行動履歴を分析し、その人に合った広告を配信する仕組みです。たとえば過去に商品を購入した人にだけ広告を配信する、などのターゲティングが可能です。
 
 

2)LINEターゲティング(デモグラフィック)配信

 
LINEが保持している属性を選択して配信することが可能です。たとえば性別(男女)や年齢、興味関心などでターゲティングすることが可能です。
 
 

3)類似配信

 
コンバージョンしたオーディエンス、もしくはアップロードした自社リストの顧客の情報をもとに、LINE内における類似したユーザーを探して広告を配信します。オーディエンスの類似度は1~15%で任意に設定する、もしくは自動設定のいずれかが可能です。
 
上記以外にも、LINE公式アカウントを運営していれば利用できる「友だちオーディエンス配信」など多くのターゲティングが用意されています。詳しくは媒体資料公式サイトでご確認ください。
 
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LINE広告を始めるには?

 
LINE広告を始める流れは以下の通りです。
 
1)LINEビジネスIDの発⾏・ログイン
LINE広告の利用にはLINEビジネスIDが必要です。ID取得後は管理画面へのログインが可能となります。
参考:ビジネスIDの作成方法
 
2)LINE公式アカウントの作成
LINE広告アカウントは公式アカウントと紐づける必要があるため、事前に作成しておきます。
 
3)広告アカウントの作成、請求先情報の登録
LINEビジネスIDでログインし、広告アカウントを作成します。複数人の管理者が同時ログインするためのグループの作成も可能です。請求先情報の登録が完了すると、アカウントの審査が開始されます。
 
4)キャンペーンと広告グループの作成
広告アカウントが作成されたら、キャンペーンと広告グループを作ります。キャンペーンでは広告の目的や配信期間、配信予算を設定します。次に広告グループではターゲットや配信先、入札方法などを設定します。なお、キャンペーンや広告グループは分かりやすい名前を付けておきましょう。
 
5)メディア(クリエイティブ)の登録
広告アカウントを作成するとアカウントの審査中でも、メディア(クリエイティブ)の登録ができるようになります。さらに、アカウントが審査を通ったことを条件にメディアも同様に審査が行われます。
 
6)広告の登録・審査
広告を出稿する商品及び、クリエイティブと合わせて遷移先のランディングページやアプリ情報をまとめた「広告」を登録、審査を行います。
広告のタイトル・ディスクリプションも広告審査の対象です。
 
7)配信開始
広告アカウントとメディア(画像・動画・アプリ)、そして広告の審査を通過すると、広告の配信が開始されます。なお、審査状況は管理画面上で確認可能です。
 


 
LINE広告は初期費用などがなく課金制です。クリック課金では1クリック数十円から、インプレッション課金では1,000回表示あたり数百円から配信できます。そのため、少額からでも始められる広告と言えるでしょう。
 
目的に合った広告の種類や配信面を選び、適切なターゲティングを行えば、コストを抑えながら費用対効果の高い広告配信が行えますので、広告媒体の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。
 
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