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【2022年】動画広告の基本と配信メディア一覧(比較表付き)

テキストや静止画の代わりに動画を用いた動画広告が近年、市場規模を伸ばし続けています。これから出稿したいという初めての方向けに、基礎知識や代表的な媒体の特徴、費用目安などまとめました。

【2022年】動画広告の基本と配信メディア一覧(比較表付き)

通販事業の現場で使われているKPIを新任担当者でも分かるようにまとめました。
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動画広告とは

 
動画広告は動画コンテンツを活用した広告で、通信環境の改善、スマホやタブレットといったモバイル端末の普及などを背景に、昨今需要が高まっています。
 
サイバーエージェント社が行った調査(※)によれば、2021年度の動画広告市場は4,205億円(昨年対比142.3%)に達する見通しで、2025年にはなんと1兆465億円もの規模に達すると見込まれています。
 


 

動画広告のメリット・効果

 
動画広告の最大のメリットは、テキストや静止画に比べて短い時間でより多くの情報を届けられるという点です。文字にしたら何ページにもなるような内容を数十秒程度の動画にギュッと詰め込んで届けることができます。
 
また、音や動きにより、多様な表現が可能なため、商品・サービスのイメージをよりわかりやすく伝えることができます。文章は情報量が増えるほど読む側の負担が増えますが、動画は閲覧者が受動的でもアプローチすることができる点も、強みの一つだといえるでしょう。
 
 

費用目安

 
では、動画広告を配信するにはどの程度の費用が必要になるのでしょう?下記の表に、動画広告の主な配信先媒体とその費用目安をまとめました。
 
配信する媒体や広告の種類によりますが、たとえばLINEは媒体社側の推奨値として、以下のような金額感になっています。
 
また、InstagramとFacebookについては、広告配信の最適化に週50件(月間200件)ほどのCVが必要とされていますので、そこに一般的な獲得単価(10,000円)をかけ合わせた金額を記載しています。YoutubeやTiktokは弊社が運用する中で、目標とするCPAで獲得しやすい金額感を紹介しています。
 

主な配信先媒体と費用目安
媒体名 費用目安(月額)
LINE 30万円程度~
Facebook 200万円程度~
Instagram 200万円程度~
Youtube 100円程度~
Tiktok 300万円程度~

 
なお、上記に記載した費用は広告配信の費用のみで、動画作成費用は含まれません。広告用動画の作成にかかる費用は、ほぼ0円(自作)から数百万円まで制作側の予算状況によって様々です。最近は1本3万円程度から作成を請け負ってくれるサービスも出てきていますので、そうしたサービスを利用する方法もあります。
 
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動画広告の種類

 
動画広告は、インストリーム広告とアウトストリーム広告の二つに大きく分けられます。
 
動画広告の種類3つ
 

インストリーム広告

 
インストリーム広告は、YouTubeなどのメインの動画の前中後に織り込まれる形の動画広告です。テレビ番組の途中で流れるCMをイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。
それぞれの特徴を踏まえ、出稿する広告の目的に応じて適切なものを選びましょう。
 

インストリーム広告の形式
再生形式 説明 特徴
プレロール 本編動画が始まる前に再生 広告終了後に本編の動画が再生されるため、5秒から15秒など所定の秒数は確実に閲覧してもらえる
ミッドロール 本編動画の途中で再生 プレロール同様、所定の秒数は確実に閲覧してもらえる可能性が高い
ポストロール 本編動画の終了後に再生 本編動画の視聴を妨げないため、ストレスを与えない

 
 

アウトストリーム広告

 
アウトストリーム広告は、WebサイトやSNS、スマホアプリなどの広告枠内に埋め込まれる動画広告です。たとえば、Twitterのタイムラインに流れてくる動画広告を見たことがある方は多いのではないでしょうか。
 
配信先としては、以下のようなものがあります。こちらもそれぞれの特徴を理解し、目的に合ったものを選びましょう。
 
 

インバナー

 
インバナー広告の例
バナー広告枠に表示される、Webサイト訪問者の目につきやすい広告です。
具体的には、Yahoo!のブランドパネルなどがあります。
 
 

インリード

 
インリード広告の例
記事中に埋め込まれ、スクロールで動画が画面に表示されると再生が始まる広告です。メインコンテンツの一部であるように表示されるため、自然な流れで視聴してもらいやすいのが特徴です。
 
 

インタースティシャル

 
インタースティシャル広告の例
ページ遷移時にポップアップで表示される広告です。ページ遷移時に強制的に表示されるため閲覧してもらいやすいことや、メインコンテンツ埋め込み型に比べて広い画面で表示できることが特徴です。
 

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配信できるサービスと特徴

 
ここでは動画広告の配信が可能な主要媒体(メディア)をご紹介します。
 

主張広告媒体の特徴とメニュー
媒体 特徴 主なメニュー
YouTube Youtube ・幅広い世代にリーチすることができる
・世界での月間アクティブユーザーが20億人いる
・インストリーム広告(スキップ可否を選択可能)
・インフィード動画広告
・バンパー広告
・アウトストリーム広告
・マストヘッド広告
Facebook Facebook ・30~40代以降の年齢層のユーザが多い
・BtoBのなかでも個人事業主にリーチしやすい
・フィード広告
・インストリーム広告
・ストーリーズ広告
Instagram Instagram ・10~20代の若年層に人気が高い
・10代が動画を視聴するメディアとして急成長
・フィード広告
・ストーリーズ広告
・ディスカバリー広告
LINE LINE ・全世代の利用率が50%を超え、アクティブユーザーが多い
・多様な配信面に広告を出稿できる
・Smart Channel (Talk Head View)
・LINE NEWS
・タイムライン
・ウォレット
・LINEマンガ
・LINE BLOG
・LINEポイント
・LINEショッピング
・LINEチラシ
・LINEクーポン
・LINE広告ネットワーク
TikTok TikTok ・10~20代を中心に若年層に人気
・クリエイターを巻き込んだ広告で、UGCが生まれやすい
・起動画面広告
・インフィード広告
・TopView
Twitter Twitter ・リアルタイム性が高い
・リツイート、ハッシュタグ等により拡散が期待できる
・プロモ広告
・プレロール広告
・スポンサーシップビデオ広告
・ビデオカンバセーショナル広告
・ビデオアプリカード広告
・プロモライブビデオ広告

 
 

YouTube

 
Youtube
幅広い世代の方が視聴しており、アクティブユーザーが多く(※)全世界で約20億人、日本国内で約6,500万人と、多くの人にリーチできる媒体です。
 
YouTubeでは配信されている動画の冒頭や末尾などに差し込まれる「インストリーム広告」、Google広告に連動するサイトやアプリ上に広告を配信できる「アウトストリーム広告」の双方に対応しており、目的に応じて配信先を設定することができます。
 
※2021年12月調べ
 
YouTube広告について詳細はこちら
 
 

Facebook

 
Facebook
Facebookは、30〜40代の比較的年齢の高い層に人気があることに加え、実名登録が前提となっていることから、ビジネス目的で利用するユーザーも多く、BtoB領域にアプローチしやすい媒体です。
 
配信できる広告は投稿と投稿の間に埋め込まれる「フィード広告」、メインの動画の中に織り込まれる「インストリーム広告」のほか、Facebookのストーリーズに表示する「ストーリーズ広告」などがあります。
 
Facebook広告について詳細はこちら
 
 

Instagram

 
Instagram
Instagramはもともと写真・画像を中心とするSNSとして発展してきましたが、最近では動画も活発に投稿されています。10〜20代の若年層に人気が高く、2017年ごろから動画を視聴するプラットフォームとしても成長しています。
参考:動画&動画広告月次定点調査 2019年総集編
 
通常の投稿に埋め込むような形で表示される「フィード広告」、縦長フルスクリーンで表示される「ストーリーズ広告」のほか、Instagramの発見タブ(虫眼鏡マーク)に連動した「ディスカバリー広告」などを配信できます。
 
ディスカバリー広告は、ユーザーが見ている投稿や、探している情報に関連した広告配信ができるため、関心をもってもらいやすいというメリットがあります。
 
Instagram広告について詳しくはこちら
 
 

LINE

 
LINE
LINEはメッセージインフラとして年齢・性別を問わず広く普及しているため、若年層だけでなく40-60代の利用率も高く幅広いリーチが見込めます。タイムラインやウォレット、LINE NEWS、LINEポイント、などLINE配下のサービスに加えてLINEのネットワークに加入している各種メディアなど、多様な配信面に対して広告を配信できる点も魅力の一つです。
 
LINE広告については下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご一読ください。
【参考】:【5分で理解】LINE広告とは?できること・種類・費用の目安
 
 

TikTok

 
TikTok
TikTokは15秒から3分までのショートムービーを共有しあうSNSで、10〜20代の若年層を中心に高い人気を誇ります。
 
配信できる動画広告には、アプリ起動時に全画面表示される「起動画面広告」、通常の投稿と投稿の間に埋め込まれる「インフィード広告」、アプリ起動直後から15秒間ユーザーの目に触れるように表示される「TopView」などがあり、いずれもTikTokのコンテンツに馴染みやすいような形になっているため、「広告でもつい見てしまう」「ストレスが少ない」と感じる視聴者が多く、広告感が薄く配信できる点が特徴です。
 
TikTok広告については下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご一読ください。
【参考】:【わかりやすい】TikTok広告とは?種類・費用とはじめ方
 
 

Twitter

 
Twitter
Twitterは140文字の短い文章を共有するタイプのSNS。20代前後の若年層を中心に幅広いユーザーにアプローチできる媒体です。リツイートやハッシュタグといった仕組みにより、拡散が期待できるのも特徴のひとつです。
 
Twitter広告では、タイムライン上に一般のツイートと同じ形式で表示される「プロモビデオ広告」、Twitterと連携しているパートナーが配信する動画に差し込まれる「プレロール広告」や「スポンサーシップビデオ広告」、動画にハッシュタグやアクション誘導ボタンを組み合わせた「ビデオカンバセーショナル広告」のほか、「ビデオアプリカード広告」、「プロモライブビデオ広告」など、多彩な広告形式が提供されています。
 
Twitter広告について詳しくはこちら
 
通販事業の現場で使われているKPIを新任担当者でも分かるようにまとめました。
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動画広告のクリエイティブ制作の基本

 
動画に限った話ではありませんが、広告のクリエイティブを制作する際に何よりも重要なのは、伝えたい相手(ターゲット)に適切にメッセージを届けられるコンテンツを準備するという点です。ファンの増加、CVの獲得、認知度の向上など、何のために広告を打つのかを明確にした上で、目的に合ったクリエイティブを制作することが大切です。よろしければこちらのコンテンツもぜひお読みください。
 

月間新規3,000件も!単品通販で売れる「動画広告」の、クリエイティブ攻略法
関連記事 月間新規3,000件も!単品通販で売れる「動画広告」の、クリエイティブ攻略法 この1年間、WEB広告で急速に伸びているのが「動画広告」です。FacebookやLINEなどタイムライン型のメディアで、目にする機会も増えているでしょう。単品リピート通販でも、動画広告の導入によって「CPAが50%ダウン」や「動画だけで月間3,000件獲得」といった成功事例が増えています。一方、動画広告の成功パターンをつくりあげている会社はまだ多くはありません。約30社で300本の動画広告を制作、テストを重ねてきたなかでわかってきたノウハウを解説します。

通販事業の現場で使われているKPIを新任担当者でも分かるようにまとめました。
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まとめ

 
冒頭でも触れたように、動画広告は今後も高い成長が見込まれる分野です。本記事をお読みの皆さんも、ぜひこれをきっかけとして動画広告に取り組んでみてください。
 
なお、マーケティングにおいては目標(KPI)を明確にして施策を推進していくことが大切です。下記の資料で単品リピート通販のKPIについて分かりやすく説明していますので、ぜひあわせてご一読ください。
 
通販事業の現場で使われているKPIを新任担当者でも分かるようにまとめました。
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