ランディングページ(LP)のA/Bテストは、ほとんどの通販企業が行っていると思いますが、
「統計的に信頼できるテスト結果が得られなかった」
「テストを回すのに時間がかかるため、顧客トレンドや社内状況などが変わってしまい、有効な改善につながらなかった」
といった声も聞かれます。
LPのA/Bテストを短期間で正確に回す方法についてお話しします。
チャットボットの効果的な活用方法6選をまとめました。
⇒解説資料はこちら
「マイクロコンバージョン」で、A/Bテストを高速化
A/Bテストで難しいのが、統計的に正しいテスト結果を出すことです。
コンバージョン(CV)の件数が少ないと、誤差の範囲で生じた差によって誤ったテスト結果を導き出してしまいます。
ところが、統計的に正しいテスト結果を得ようとすると、CVの件数が必要です。
必然的にテスト期間が長くなり、また多額の費用がかかってしまうというジレンマが起こるのです。
そこで有効なのが、「マイクロコンバージョン」を設定すること。
「LP内のスクロール」「ボタンクリック」「カートへの遷移」「フォームの入力欄にカーソルを合わせる」など、購入完了の一歩手前の指標を設定。
マイクロCVポイントでクリエイティブ評価を行います。
最終的な購入完了CVと相関するマイクロCVを見つけ出せれば、その後のテストではマイクロCVを比較すればよいので、A/Bテストのサイクルを早く回せます。
チャットボットの効果的な活用方法6選をまとめました。
⇒解説資料はこちら
3週間でCPAが25%以上改善した、「多変量テスト」
次は、検証したい要素が複数ある場合です。
キャッチコピーや体験談、オファーの見せ方など、それぞれの要素をテストして「最強の組み合わせ」を見つけるのが、CVR改善には不可欠ですが、1つずつテストしていくと時間がかかってしまいます。
ここで「多変量テスト」を活用することで、検証したい組み合わせの中から最適な組み合わせを早期に発見することが可能になります。
たとえば化粧品のLPでは、ファーストビュー(キャッチコピーとメインビジュアル)を3種類、オファーを3種類で合計9種類のテストを同時に走らせました。
CPAが4,000~5,000円程度だったところ、3,000円を切るまでに改善。
3週間程度でテストが完了して、短期間に「最強の組み合わせ」を見つけることができたのです。
チャットボットの効果的な活用方法6選をまとめました。
⇒解説資料はこちら
高額の専門ツール無しでも、高精度のテストを実現
このマイクロコンバージョンを設定したLPを、多変量テストで一気にテストすると、通常のA/Bテストよりもより短期間で、費用をかけずに最適なLPが見つけられます。
ご紹介した方法は、ひと昔前までは専門のツールを用意するなど多額の費用が必要でしたが、今では手軽にできるようになりました。
私が上記のテストで使ってきたのは、「Optimizely」の無償版。
コーディングの専門知識がなくても、設定できます。
皆さんも、ぜひ改善仮説を実行に移してみてください。
チャットボットの効果的な活用方法6選をまとめました。
⇒解説資料はこちら