アンケートLPとは、短いアンケートが盛り込まれたランディングページのことです。アンケート回答の過程で商品理解が深まり、コンバージョン率アップが狙える点が特徴です。アンケートLPのメリットや作り方、押さえるべきポイントを解説します。
LPをパーソナライズしたことで、CVRが1.3倍に改善した事例をまとめました。
LPをどのようにパーソナライズしていくかを解説しています。
⇒解説資料はこちら
目次
アンケートLPとは
はじめに、アンケートLPの意味と適している商品のジャンルを解説します。
アンケートLPの意味
アンケートLPとは、LPに質問を盛り込み、その質問の中で商品やサービスの理解を深めてもらい、コンバージョンにつなげやすくするページです。アンケートに答えてもらえるよう、商品をお得にもらえる・買える特典をつけていることが大半です。
以前は、商品LPへの遷移をうながす「クッションページ」として活用されることが多くありましたが、最近では
- アンケートLPに購入フォームをつなげる
- アンケートLPと記事LPを組み合わせた複合型LPを作る
など使い方は様々です。
アンケートLPが適した商品ジャンル
大前提として、アンケートLPはほとんどのジャンルの商品で活用できます。
あえてアンケートLPが最も適しているジャンルの具体例を挙げるとするなら、健康や美容に関する商品など「ニーズが潜在的な商材」です。なぜなら、顧客が自身のニーズや悩みに気づいていないため、アンケートの回答を通じてその分野や商品への理解が深まることで、自身のニーズに気付く効果が期待できるためです。
LPをパーソナライズしたことで、CVRが1.3倍に改善した事例をまとめました。
LPをどのようにパーソナライズしていくかを解説しています。
⇒解説資料はこちら
アンケートLPと他のLPとの違い
ランディングページの種類には、アンケートLP以外にも、通常LP(商品LP)や記事LPがあります。この章では、「目的」「内容」「情報量」の3つの視点から、それぞれの違いを解説します。
また、各LPの強みを組み合わせた複合型LP、購入フォームが含まれたアンケートLPについても解説します。
ランディングページごとの目的・内容・情報量
目的 | 内容 | 情報量 | |
---|---|---|---|
アンケートLP | ・興味関心の喚起 ・購入意欲を高める | ・商品に関するテーマの質問 ・端的な商品情報 ・お得な特典の紹介 | 少ない |
通常LP | ・コンバージョン獲得 | ・商品情報の詳細(機能や効果、体験談、使い方料金プランなど) | 多い |
記事LP | ・興味関心の喚起 ・購入意欲を高める | ・商品やサービスに関連する悩みや疑問解決のための情報 ・基本的な商品情報 | 多い |
目的
どのLPも最終的なゴールはコンバージョンの獲得です。ただ、多少の役割の違いがあります。
アンケートLPや記事LPは、質問を通してユーザーの潜在的な悩みに気付いてもらい興味関心を高めたり、自分ごと化することで商品LPへの遷移率向上を図ります。
一方で通常LPは、商品に関する情報を中心に伝え、お問い合わせや注文などの直接コンバージョンを獲得する目的で活用されます。
内容
アンケートLPには、「〇〇対策していますか?」のようなユーザーに関しての質問や商品に関する質問、簡単な商品情報、お得な特典などが中心です。
一方で通常LPには、商品の強みや使い方、料金、お客様の声など、商品に関する情報を網羅的に記載します。記事LPには、商品テーマに関する新しい知識やユーザーの疑問に思っていたことについての解決方法を記事形式で記載します。
情報量
アンケートLPは、1〜2分程度で読み終えることができるケースが大半です。
一方で通常LPは、商品の情報が網羅的に記載され情報量が多いため、読み終えるまでに数分かかります。また記事LPは、論理的に記事形式で作るため比較的文字数が多くなり、情報量も最も多くなりやすいです。
LPの作り方は多様化している
上記では、アンケートLP、通常LP(商品LP)、記事LPの3種類を比較しました。しかし、実際のビジネスで用いられているLPの作り方はこの3つだけではありません。
たとえば、アンケート型と記事型を組み合わせた複合型LPがあります。設問を1つ答えるごとに商品紹介の画像や記事を挟む形式、記事を一通り読み終えた後にアンケートに回答してもらう形式もあります。情報量が少ない「アンケートLP」と情報量が多いため離脱されやすい「記事LP」のそれぞれが持つマイナス要素を、互いのプラス要素が打ち消すことで、高い効果を期待できます。
また、アンケートの最後部分に購入フォームを設置したLPもあります。アンケートLP・記事LPへの遷移率は平均15%ほどのため、通常は約85%が離脱してしまいます。遷移数を減らしてコンバージョン率を高められないか、という狙いでこちらの形を試してみるのも良いでしょう。
商材によって最も効果が出る作り方は変わります。テストの際には、「ユーザーの興味関心を高められる内容か?」、「ユーザーが興味を持った時に、いかにスムーズに購入してもらえる導線か?」の2点を考えましょう。
LPをパーソナライズしたことで、CVRが1.3倍に改善した事例をまとめました。
LPをどのようにパーソナライズしていくかを解説しています。
⇒解説資料はこちら
アンケートLPを活用するメリット・注意点
アンケートLPを検討する際には、メリットと活用時の注意点を考慮することが重要です。この章では、アンケートLPのメリットと注意点(デメリット)を解説します。
メリット
アンケートLPには、以下4つのメリットがあります。
広告感が薄くなるため、心理的なハードルを下げられる
通常LPの場合、キャッチコピーや料金などを全面に出すため、広告感が出やすくなります。
一方でアンケートLPは、質問と必要最低限の商品情報によって構成されます。広告感が薄くなるため、ネガティブなイメージを持たれにくく、商品の購入や問い合わせにつながりやすいというメリットがあります。
途中離脱を防ぎやすい
次に、LPからの途中離脱を防ぎやすい点です。アンケートLPで途中離脱を防ぎやすい理由は、主に短い時間で読み終えることができるためです。一般的なLPと比較して、ユーザーが最後まで読み進めやすくコンバージョンに至る可能性が高まります。
潜在層を獲得でき、拡大しやすい
アンケートLPでは、リスティングやリタゲなどの顕在層向けの広告では獲得できない、商品への購買意欲が顕在化していない層にもアプローチが可能です。
なぜなら、アンケートLPは簡単な質問に答えるだけで進められ、強い関心がないテーマでも「とりあえずお得になるし、やってみようかな」と軽い気持ちで始められるためです。
手軽に回答してもらえることから、ニーズが顕在化していない層でもCV獲得が可能なので対象層が広く、勝ちパターンが作れればCPAを担保しながら拡大しやすいでしょう。
リピート率や引き上げ率が上がる
アンケートLPは、ユーザーが自ら回答を進めるため能動的に行動してもらえます。そのため、悩みが顕在化したり、成分の特徴が頭に入りやすくなります。
このような顧客は継続率が高くなる傾向にあり、実際に弊社で作成したアンケートLP経由の顧客はアフィリエイト広告と比較して引き上げ率が2倍近くにまで改善しました。
注意点
アンケートLPは、質問項目がメインのため、商品の効果効能や価格などの詳しい説明には不向きです。そのため、商品やサービスの魅力を十分に伝えにくい点に注意しましょう。
重要なのは、アンケートLPのメリットを活かしてコンバージョン率を高めることです。商品の詳しい説明は通常LPや記事LPで行い、アンケートLPはまず回答してもらい興味関心を高めるなど、LPを目的に応じて使い分けていきましょう。
LPをパーソナライズしたことで、CVRが1.3倍に改善した事例をまとめました。
LPをどのようにパーソナライズしていくかを解説しています。
⇒解説資料はこちら
アンケートLPの作り方・手順
アンケートLPは、以下の手順で作成します。
- 手順1:ストーリー構成の作成
- 手順2:ファーストビューの作成
- 手順3:アンケートの設問作成
- 手順4:コンバージョンの導線設計
以下では、手順に沿ってアンケートLPの作り方を解説します。
手順1:ストーリー構成の作成
はじめに、コンバージョンまでのストーリーを構成します。
アンケートLPに来た人は「お得になるなら答えようかな」という、軽い気持ちでタップした人たちがほとんどで、回答することにストレスを感じるとユーザーはすぐに離脱してしまいます。「この商品がほしい!」と思ってもらえるように、徐々に購入のモチベーションを上げられるようなストーリーを考えましょう。
化粧品を例にすると、以下のようなストーリーを構成します。
1. 肌の保湿対策はできていますか(対策の必要性)
2. 肌の保湿力を保つには〇〇が欠かせません(成分の必要性)
3. でもこの〇〇は一般的な使用量では足りていません(課題喚起)
4. この商品なら3滴で〇〇成分をたっぷり配合(その商品の必要性)
5. アンケートに答えるとxxが半額!(購入の後押し)
このように、対策の必要性を気付いてもらい購入につながるようなストーリーを作成することで、コンバージョンや商品LPへの遷移に結びつきやすいアンケートLPを作成できます。
手順2:ファーストビューの作成
次に、ファーストビューを作成します。ファーストビューは、アンケートLPを開いた瞬間に、読者が最初に目にする部分です。
ファーストビューの制作で重要なのは、以下2点です。
- アンケートに回答するメリット(お得さ)を一目で理解してもらうこと
- 答える抵抗感をなくすこと
1点目については、商品のパッケージや中身など特典がはっきり見えるようにしましょう。特典がよくわからないと、興味を持ってもらうことすらできません。○%割引や「〇〇セット」などのテキストもわかりやすいデザインにします。
メリットを理解してもらうことで、アンケートへの参加率アップが期待でき、結果的に次ページへの遷移やコンバージョンも増えるためです。
2点目については、答える抵抗感をなくすために
- 何のアンケートか(例:健康に関するアンケート)
- 質問数
- 目安時間
などを明確に示すとよいでしょう。
手順3:アンケートの設問作成
次に、アンケートの設問を作成します。設問設計では、以下2つのポイントを押さえることが重要です。
- 序盤(1〜2問目)は、答えやすさを重視した質問にする
- 後半では、商品の必要性や魅力に気づいてもらえる質問にする
具体的に説明します。
答えやすさを重視した質問にする
アンケートにやってきたユーザーは、この段階では商品に対するニーズは高まっていません。実際に、ヒートマップでLPを分析した結果、2問目までに離脱してしまうユーザーが多くいることがわかっています。
最初の質問でどれだけユーザーにストレスを与えずに次につなげられるかが、CV数を大きく左右します。
そのため前半では、
- 文字数が少なく読める(例:シミ予防をしたい、〇〇に興味がある)
- 直感で選べる(例:〇〇を知っているか?)
- Yes,Noで答えられる(例:普段〇〇をしていますか?)
など、ユーザーがストレスなく答えられるか、次の質問に進みやすいかを意識しましょう。
一見意味の無さそうな「健康になりたいですか?」といった当たり前に思える質問も、実は効果的です。「これなら簡単に答えられそう!」と回答へのハードルを低くし、テンポよく回答してもらうきっかけになってくれます。
また、質問と選択肢は全員が「私かも!」と自分ごと化できるものにし、「え…私どれでもないんだけど…」など、答えられないユーザーがでないような質問は調整が必要です。
たとえば、序盤の質問にふさわしいのはどちらか具体例で考えてみましょう。
なお、回答はいくつかの選択肢を用意するとします。
A:健康をサポートしてくれる成分「〇〇」のうち、最も魅力的に感じる効果はどれですか?
B:あなたが普段行っている健康対策として、当てはまるものはどれですか?
Aの場合は、この段階で説明もなしに商材の成分について聞いているため、唐突感が生まれ、直感的に自分への質問とは捉えにくいと考えられます。一方、Bの場合は、健康の対策をしているすべての人が対象になるため、最初の質問で自分ごと化してもらうにはよいといえます。
このようにアンケートの序盤では、興味を引きつつも回答へのストレスがかからない質問になるよう設計していきます。
商品の必要性や魅力が伝わる質問にする
最初の質問で興味関心が高まっても、まだ購入に至る動機は弱い状態です。後半では、商品を使うことで得られる効果を強調する質問や、顧客自身でニーズに気付いてもらえるような質問にできるとよいでしょう。
たとえば以下のような質問です。
「△△するとビタミンCはx%減少することをご存知でしたか?」
「以下の効果の中で、最も魅力に感じるものを教えてください。」
手順4:コンバージョンの導線設計
最後に、コンバージョンや商品LPへの遷移に向けた導線を設計します。基本的には、アンケートへの回答が完了した後に、「アンケートご回答ありがとうございました」などのお礼の文言を載せ、目に留まりやすい位置に特典情報を載せて離脱を防ぎましょう。
設問に答えていく段階で消費者のニーズを喚起できていれば、自然と商品LPへの遷移につなげられるでしょう。
ただし、最後までアンケートに答えてもらい遷移率が高くても、商品LPでのCVRが低いということもあります。その際の商品LP改善については、以下の記事をご覧ください。
参考記事:売れているLP(ランディングページ)の構成は?4つの必須要素
LPをパーソナライズしたことで、CVRが1.3倍に改善した事例をまとめました。
LPをどのようにパーソナライズしていくかを解説しています。
⇒解説資料はこちら
アンケートLPの効果が向上した弊社事例
この章では、弊社がアンケートLPの勝ちパターンを見つけるために、アクセス解析ツールやヒートマップを分析する中で見つけた効果が向上した成功事例を紹介します。
弊社が試行錯誤を重ねる中で分かってきたことは、微妙な違いが結果を左右するということ。たとえば、ファーストビュー(ファーストビュー)画像のA/Bテストを例に見てみましょう。
ある通販企業では、キャッチコピーやオファーを変えず、画像のみを以下のように変更しテストを実施しました。
すると結果は、Bの商品をならべた画像に軍配があがりました。さらにBのファーストビューでは、カート遷移率やCVRが高かったことに伴い、CPAが約4,000円も下がるという結果に。
他にも、これまで使っていた質問と選択肢を並び替えただけでCVRが115%改善した、という事例も出ています。
LPをパーソナライズしたことで、CVRが1.3倍に改善した事例をまとめました。
LPをどのようにパーソナライズしていくかを解説しています。
⇒解説資料はこちら
アンケートLP作成で押さえておきたいポイント
この章では、アンケートLPを作成する上で押さえておきたいポイントを、2つ紹介します。
ポイント1:ファーストビューでは「お得さ」を伝える
作り方・手順についての章で、「ファーストビューではお得さが重要」とお伝えしましたが、ここではより具体的に解説します。
ユーザーは、商品に対するニーズが低い潜在層も多いため、モチベーションを高めないと、回答以前に質問さえ見てもらえません。LPへの誘導枠やアンケートのファーストビューなどで、「アンケートに答えると、こんなにお得なんだ!」とお得さへの期待値を上げる必要があります。
まずは、お得さを表現するキーワードの基本をおさえておきましょう。
たとえば、
- 量にお得感を持たせるキーワードであれば、「◯本」や「◯日分」など
- 価格であれば、「◯%OFF」や「半額」など
です。
お得軸 | キーワード例 |
---|---|
量 | 10本 / 15日分 |
価格 | 半額 / 70%OFF / 3000円相当が500円 |
確率 | 回答者全員に / もれなく |
限定感 | LINE限定 / 先着50名 |
手軽さ | 3問で完了 / 1分 / 簡単 |
ブランド※ | トクホ / 企業名 |
※値段が高い・価値が高いと感じるもの
キーワードは単体でもお得感を表せますが「10本」とだけ伝えるよりも、複数のキーワードを合わせることで、よりお得感を打ち出せます。
たとえば、
「10本」よりも
「3問で完了」×「回答者全員に」×「10本」
のほうがお得感が出ます。
さらに、「たったの」や「たっぷり」といった強調ワードを追加するなど、商品・オファーに合わせて調整していきます。
キーワードを効果的に組み合わせることでモチベーションが高められ、潜在層のユーザーであっても回答へと進んでもらいやすくなります。
ポイント2:法令を守った訴求にする
アンケートの特典が通常のオファーと、価格や量などが変わらないこともあります。その場合は「回答者に向けたお得感」を法令を守った範囲で訴求するように注意しましょう。
(例)
×:アンケート回答で、話題のトクホをお得に!
〇:アンケートに答えて、話題のトクホが半額!
前者は回答者だけが安くなると見えてしまうため、NGです。しかし、後者は「半額で買える」という事実を訴求しているのでOKです。このような配慮をしつつ、最大限に“お得感”を出せる表現を固めていきます。
また、ファーストビューではお得さをメインに打ち出しながらも、使用後のベネフィットをプラスして伝えられればさらにユーザーの期待値を高められます。
LPをパーソナライズしたことで、CVRが1.3倍に改善した事例をまとめました。
LPをどのようにパーソナライズしていくかを解説しています。
⇒解説資料はこちら
アンケートLPの効果が低い原因と対策
ここまで、アンケートLPを制作するために必要なポイントをご紹介してきました。しかし、ポイントを踏まえてLPを制作しても、目標を達成できない場合も出てくるかと思います。その場合は、ヒートマップ分析やABテストを活用して改善していきましょう。
この章では、以下2点の場合の原因と対策を解説します。
- アンケートLPで離脱している場合
- 商品LP遷移後のCVRが低い場合
アンケートLPで離脱してしまっている場合
アンケートLPから商品LPへの遷移率は、商材にもよりますがLINE広告の場合、おおよそ11〜16%が合格点。10%以下だと、アンケートLPの改善を考えた方がよいかもしれません。
離脱ポイントをヒートマップで分析すると、大きく2パターンに分かれます。ファーストビュー直下での離脱が多い場合と、1問ごとに離脱が増えていく場合です。
ファーストビュー直下での離脱が多い場合
広告のお得さがきっかけで訪れたユーザーが、ファーストビューを見て「思ったほどお得じゃないな…」や「なんか、時間かかりそう…」と、思われたことが原因で離脱に繋がったと推測できます。この場合は、お得さを強調して回答意欲を高めたり、質問数や所要時間を明記して、ハードルを低く感じてもらうなどの工夫をする必要があります。
質問が進むごとに離脱が増えている場合
質問の難易度が高かったり、自分ごと化できない質問をしているケースがほとんどです。この場合、質問の難易度を下げたり、答えられないユーザーが出ない選択肢にするなどの工夫で改善できます。
ある通販企業がアンケートLPで行った改善施策で、CVRが130%改善した例を見ていきましょう。
質問数 | 質問内容 | CVR | |
---|---|---|---|
改善前 | 3問 | 難しい | 1% |
改善後 | 5問 | 簡単 | 1.3% |
改善前のLPでは、3問だけですが難しい質問が続いたことで、回答への負担が大きくなり、CVRが1%という結果でした。しかし改善後のLPでは、質問数は多いものの答えやすい質問にしたことで、CVRが1.3%に改善しました。
ただし、質問数については何問の方がいいということではありません。伝える内容の難易度やボリュームに応じて、ストレスなく答えられるように質問数や聞き方を調整することが大切です。
商品LPに遷移後のCVRが低い場合
最後までアンケートに答えてもらい遷移率が高くても、商品LPでのCVRが低いというケースもあります。その原因は、商品LP側に課題があることも考えられますが、ここではアンケートLP側で考えられる原因と対策について解説します。
商品LPでのCVRが低い原因の1つに、商品の必要性や魅力が自分ごととして十分に伝わりきっていないことが考えられます。
アンケートの内容が簡素すぎたり、「自分の場合は~」と振り返る質問がない場合は、「自分ごと化できているのか?」という視点で質問構成や内容、流れを見直すことで改善します。
また、もう1つの原因として、商品LPに遷移してから「今買わなきゃ損!」と思ってもらえなかったことも考えられます。
この場合、アンケートLPの質問終わりやボタン付近、あるいは遷移先のLPで、アンケート回答の特典のお得さを強調する文言を入れる、という方法も有効です。
実際にある通販企業では、お得さを強調する文言を入れたことで、CVRが140%改善したという事例もあります。アンケートの質問設計は、商品LPでのCVまでを視野に入れた調整が求められます。
しっかり実践すれば、合格点まで到達
今回ご紹介したポイントを踏まえてアンケートLPを制作し、分析・テストによる改善を行っていけば、獲得効率が合う合格点までは到達することと思います。
「初めてだけど、取り組んでみたい」「アンケートLPをテストしたけど、CPAが合わなかった」という場合も、ぜひポイントを1つずつチェックしたうえで、チャレンジしてみてください。
LPをパーソナライズしたことで、CVRが1.3倍に改善した事例をまとめました。
LPをどのようにパーソナライズしていくかを解説しています。
⇒解説資料はこちら
アンケートLPのまとめ
アンケートLPには、短時間で終わることや広告感の薄さから途中離脱を防ぎやすい点や、能動的に回答するためリピート率や引き上げ率が高くなりやすい点などのメリットがあります。特に、顧客ごとにニーズや悩みが異なる美容や健康などの商材に適しています。
本記事で紹介した作り方やポイントを押さえて、ぜひアンケートLPを作成してみてください。
LPをパーソナライズしたことで、CVRが1.3倍に改善した事例をまとめました。
LPをどのようにパーソナライズしていくかを解説しています。
⇒解説資料はこちら