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メディアレーション(MR)とは?通販広告での意味と、計算方法を3分で解説

通信販売などダイレクトレスポンス広告の費用対効果をはかるために使われる、メディアレーション(MR)という指標。その意味と計算方法、さらにはCPOなど他の広告指標との関係を解説します。

メディアレーション(MR)の計算方法は、初回売上÷媒体費

 

MRとは、「メディアレーション」(Media Ration)の略。計算式は、次のとおりです。

 

“MR=初回売上÷媒体費”

 

広告実施時にかけた費用を、どれだけ回収できたか?を表します。

 

たとえば、ある化粧品会社が、300万円の媒体費をかけて新聞広告を実施。
広告のオファーとして、4,000円の商品を載せたとしましょう。

 

広告を見て、600人のお客様から注文がありました。
初回売上は、4,000円×600人=240万円。

 

このときのMRは、240万円(初回売上)÷300万円(媒体費)=0.8 です。

 

MRが0.8とは、媒体費の80%を初回売上で回収したという意味です。

 

 

「初回売上によって、広告投資を回収した割合」を意味

 

メディアレーション(MR)は、初回売上によって広告投資をどれだけの割合で回収できたか?を測定する指標です。

 

先ほどの化粧品会社の例のようにMRが0.8であれば、さらに広告のレスポンスを高めたり、電話などでの受注時にまとめ売りや高単価商品へのアップセルが成功すれば、MR=1つまり広告費の「一発回収」が見えてきます。

 

つまり、初回売上で広告の媒体費をある程度回収する事業モデルを構築できている場合は、MRが指標として有効に機能します。

 

このブログで専門に取り扱っている、化粧品や健康食品など単品通販ビジネスでは、成長期を迎えていた2000年代にはMRが1を上回ることも珍しくはなかったようです。

 

 

ところが競合の参入が増えると、広告のレスポンスはどんどん下がっていきます。
初回売上で媒体費を回収できることは稀になり、レスポンスを高めるために本商品ではなく「無料サンプル」や「500円トライアルセット」などお試し商品のオファーを打ち出す広告も増えてきます。

 

広告では顧客リストの獲得に注力して、2回目以降のリピート販売で利益を回収する。
そんな事業モデルのもとで有効な指標が、「CPO」
です。

 

 

通販広告の別の指標、「CPO」との違いは?

 

「CPO」は、Cost Per Orderの略。
新規顧客に購入してもらうために、1件あたりにかかった広告費用を指します。

 

“CPO=媒体費÷受注件数”

 

先ほどの化粧品の広告の例では、媒体費は300万円、受注件数は600人。
CPOは、300万円÷600人=5,000円です。

 

リピート性のある商品で単価が4,000円なら、5,000円で新規顧客を獲得できたら十分に投資回収できます。
仮に広告のレスポンスが悪化しても、2回目以降のリピート販売がうまくいけば、CPOが10,000円になってもビジネスが回るでしょう。

 

このように、CPOは2回目以降の売上で時間をかけて投資回収する、「リピート販売」のモデルが重要という考え方が背景にあります。

 

一方、メディアレーション(MR)では、1回目から広告投資の回収を狙う「一発回収」「売り切り」の考え方が馴じむ場合に、機能する指標でしょう。

 

 

MRとCPO

 

 

他にも、CPOやCPA/CPRROASなど広告の費用対効果をはかる指標はいくつかあります。商材や目的に合わせて使い分けるとよいでしょう。
各KPIの定義は、リンク先でも解説していますので、もしご興味あれば併せてご覧ください。