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同梱チラシのデザインの考え方は?作成のコツを具体例とともに解説

リピート率を高めるのに重要な同梱チラシ。デザインを考える上で重要なポイントや、成功するために押さえておきたい考え方を紹介します。また、具体的なデザイン例を交えながら、作成のポイントもまとめました。

同梱チラシのデザインの考え方は?作成のコツを具体例とともに解説(サムネイル)

 
 

チラシを同梱するメリット

 
チラシを同梱するメリットは、「リピートして購入してもらえる確率があがる」ことです。
化粧品や健康食品など通販・D2C企業は、顧客にどれだけリピート購入していただくかが売上に直結します。リピート購入していただくために重要なのが、商品に同梱したチラシやパンフレットなどの、「同梱物」です。
 
メールやDMは「見ない」という方でも、商品は必ず開封します。したがって、商品に同梱したチラシやパンフレットも、高い確率で手にとって見てもらえます
 
特に初回の商品の開封時は、お客様の期待が一番高まっている瞬間です。そのタイミングで同梱物を使い商品について理解していただくことで、以下のような効果を見込めます。
 

  • 「効果的な使い方」や「適切な使用量」を明確に提示し、商品の効果を実感してもらいやすくすることで、継続して使っていただける。
  • お客様の状態に近いユーザーボイスをお送りすることで、「自分も使い続けることでこうなれるんだ」という続けるためのモチベーションが高まる。

 
同梱チラシを活用して、リピート購入の確率を上げていきましょう。
 
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同梱チラシを制作する上で重要なポイント2つ

 
同梱するチラシデザインを考える上で重要なポイントは2つあります。この章では、リピートして購入していただくために覚えておきたいデザインのポイント2つと、なぜ重要なのか理由を解説していきます。
 
 

1ツール1メッセージを心がける

 
1つ目は、 1ツール1メッセージを心がけること。
 
通販の商品の中に同梱されているチラシや冊子で時々見かけるのが、「体験談」や「使い方」が1冊のなかにまとめて入っており、何の情報が記載されているのか分かりにくくなっているケースです。
 
その中にお客様が求めている情報が入っていたとしても、いらない情報も一緒に入っていることで、読み飛ばされる確率が高くなります。一方で、1つ1つが独立したチラシや冊子になっていると、興味のある情報かどうかが一目瞭然なので手にとって貰える確率があがります
 
1つのチラシには、1つのメッセージのみを記載することを心がけましょう。
 
 

同梱チラシにバリエーションを持たせる

 
2つ目は、同梱チラシにバリエーションを持たせること。
 
リピートして購入していただくことが前提の商品の場合、初回だけでなく、2回目以降の同梱物も継続率に影響を与えます。特に、健康食品や化粧品など、継続的に使用することで効果が見えてくる商品の場合は重要です。
 
たとえば、化粧品であれば以下のように初回と2回目で同梱物を変えるとよいでしょう。
 

初回同梱物2回目同梱物
挨拶状
商品パンフレット
使い方説明ツール
挨拶状
商品パンフレット
お客様の声

 
初回については、商品を正しく使っていただいた上で効果を実感して欲しいので、使い方説明ツールを同梱。2回目については「最初は広告で出ていた効果に惹かれて購入したけど、商品を使い切った時点であまり効果が見えなかった。続けたほうがいいのか悩んでいる…」というお客様がいらっしゃると思うので、愛用しているお客様の声を入れることで、「もう少し続けてみようかな」という気持ちになってもらうという狙いです。
 
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同梱チラシの種類3つとデザインの考え方

 
通販の同梱物において必ず入っているのが、「商品パンフレット」「使い方解説ツール」「定期引き上げツール」の3つ。ここではデザイン例を交えながら、作成のポイントを解説していきます。
 
 

商品パンフレット

 
パンフレットは、以下のように商品のベネフィットや成分の特長、容量や価格などを記載していきます。
 
商品パンフレットのデザイン
 
ここで商品の概要以外に、ぜひ「商品への想い」を書いていただきたいです。企業目線で伝えたいことを伝えてしまうと、「この商品がどれだけすごいか」というスペックを重視したコンテンツにどうしてもなりがちです。パンフレットにおいて重要なのは、「こんな悩みを持ったあなたのための商品ですよ」と伝えること。
 
そのためには、たとえば以下を整理してみましょう。

  • 顧客:どんな悩みを持つお客様に向けた商品か?そして、どう役に立つのか?
  • 開発ストーリー:商品開発の起点となるエピソード。どのような思いから商品を開発を始めたのか?
  • 企業姿勢:どのような理念を持って商品を開発し、販売をしているのか?

 
その上で、これらを1〜2ページくらいの量で書いていきましょう。
 
このようなメッセージをお客様に“自分ごと”として伝えることができれば、企業や商品への信頼が生まれ、リピート購入してもらいやすくなるでしょう
 
 

使い方解説ツール

 
使い方解説ツールでは、以下のようなデザインで、スタンダードな使用量と使用方法を伝えます。商品の効果を実感いただけるための流れを作ることが目的です。
 
使い方解説ツールのデザイン
 
正しい使用量を伝える目的は、以下の2つです。

  • 必要以上の量を使ってしまい、正しい効果が得られない事態を防ぐ
  • 最低限必要な量を使わず、効果を実感できない事態を防ぐ

 
正しい使い方を知り、効果を実感していただければ、自ずとリピート購入の回数は増えていくでしょう。
 
 

定期引き上げツール

 
定期引き上げツールでは、シンプルに「定期購入するとお得」という事実を伝えることを心がけましょう。以下のように、クーポン風のデザインにするとよりお得感が出やすいです。
 

「クーポン風」のデザインで、お得感が生まれる

「クーポン風」のデザインで、お得感が生まれる


「いつでも5%OFF+送料無料」「永久に500円OFF」といったように、価格メリットを訴求していきます。また、「商品をもう1つプレゼント」や「ノベルティを進呈」など、特典を付けるのも良いでしょう。
 
さらに同梱物について知りたいという方については、以下の資料でも説明していますので、よろしければご活用ください。
同梱物についての解説資料はこちら
 
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